■ ID | 910 |
■ 種類 | 論文 |
■ タイトル | Characteristics of heavy metals phytoextraction by weed species in industrial area |
■ 著者 |
Fa-yun Li
中国遼寧大学 Peng-fei Xiao 中国遼寧大学 Wei Hou 中国遼寧大学 Wei Guan 中国遼寧大学 Xiao-ju Wang 埼玉県環境科学国際センター Xi-ping Ma 中国遼寧大学 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2007 |
■ 誌名・巻・号・年 | Journal of Liaoning Technical University, Vol.26, No.2, 300-303, 2007 |
■ 抄録・要旨 | 中国では、急速な工業化による土壌汚染が大きな問題となっている。植物を利用するファイトレメディエーションは、環境に優しい低コスト型の修復手法として注目されている。本研究では、中国の重要な重工業地域である審陽市の工業区に分布している20種類の植物において、重金属に対する蓄積の特徴を調べた。その結果、Portulaca oloraua、Solanum nigrum、Gnaphalium polycaulon およびPhysalis alkekengi が、土壌中カドミウムに対する高い抽出能力を有した。この4種類の植物中のカドミウム含有量は20mg/kg以上であり、生物蓄積係数(BCF)は1前後であった。 また、Gnaphalium polycaulon においては、根から地上部の幹、葉への輸送能力を表する輸送指数(Ti)が、カドミウムで1.73、亜鉛で2.09と高いことが示唆された。また、Ohanthe javanica の地上部の亜鉛含有量は648mg/kgで、BCFは0.81、Tiは1.0以上であり、亜鉛汚染土壌の修復において有意義なことを示した。以上のことから、Gnaphalium polycaulon、Physalis alkekengi およびOhanthe javanica は、土壌中重金属の抽出能力が高いことが示唆された。 |
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